2010年8月17日火曜日

雑多な疑問

1. S^1^->S^3->S^2
KdVをループ空間からみると、meromorphic solutions of KdVは、
ΩU(2)->ΩS^2でパラメトライズされる。(Segal Integrable systems and inverse scattering p113)
これは、Derived alagebraic geometryの言葉でHopf fibrationとして表されるのだろうか?
ex. Loop Spaces and Connections(http://arxiv.org/abs/1002.3636)

2. elliptic KdVに対応するprobablity measureの具体形は何か?
refrectionless potentialに対応するprobablity measureとして、
n-solitonの場合は対応するOU processが具体的に構築されている。
n-solitonはcurveとしては、n点を単純特異点として張り合わせた有理曲線で、
一般ヤコビアンは(C*)^nであって、軌道の表現とグラスマン内の閉空間の表現が簡単にできた。
なので、それを変形してみたくなる。
そのままでは駄目なので、周期ポテンシャルとして変形をする必要がある。

ポテンシャルのほうで見れば、有限バンドが一つあって、一点が閉区間に伸びる変形であって、
curveは楕円曲線になる。
ポテンシャルの具体形は、当然ペー関数を極を持たないようにずらした形でかかれている。
実数上定義されているということから係数およびJ-invariantも制限されているはずで、
対応するWeyl関数と、それをHerglotz関数としてパラメトライズする測度を具体的に書き下す必要がある。
(やればできるはずなので、多分どこかですでに計算されていると思われる。)
Lyapunov spectrum of square-tiled cyclic covers
(http://arxiv.org/abs/1007.5330)
と何か関係付けられないか?

3. pathの持ち上げとガロア群の持ち上げの類似
不分岐拡大において、係数体のガロア群の作用を持ち上げることができる。
これと、1-variation pathの持ち上げを類似のものと見ると、
Lyons-liftは分岐拡大の類似とみなせる。
B_dRは、p冪で射影極限を作っていたが、p冪を積分に置き換えると、
Lyons-liftは、反復積分で射影極限を作って(非可換)環を作り、その代数を見ている、
ということになる。
p進Hodgeと類似の構成を辿って、Witt環に対応するもの、商体に対応するもの、
が存在するかどうか?が気になる。

9 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Greeting from Singapore.

About Berko once again.
See the abstract of Siva Athreya on the website of ICM satellite meeting at Bangalore.

R-tree.
Method: Dirichlet forms
Infinitely many branching: allowed
Infinite length of branch: allowed

But,......

Continued.

匿名 さんのコメント...

2について

いやあ、面白そうですね、この分野。はずかしながら、私はほとんどわかっていないので、一回系統的にご教示願いたいです。この分野なら、がんばれば多少は理解できそうな気がしないでもない。

あのK東さんのサマースクールは行った(行く)のかい?aka氏の一年先輩のM*N*氏は行きそうな雰囲気のテーマだな。もしあったら、私がよろしくいっていたと、よろしく

匿名 さんのコメント...

3について

まったく予想外の単語が出てきたので、無知な私としては、オロオロしてしまいます。なんかありそうなら、教えてくれるとたすかります。あと、B_dRって誰よ?

匿名 さんのコメント...

最初の件について

よく聞いてみると、locally compactな場合だけ、ということらしい。すると、長さが無限の枝は有限個はあってもいいが、n番目の枝の長さは、0に収束しないといけないことになる。

???と思ったので、本人に「D-formは、quasi-regularとか言い出せば、locally cptでなくてもいいはずだと思うんですが、、、」と質問。

向こうは「言ってることはわかるが、ある部分が難しかったので、そこまではまだできていない。2週間ぐらいで今回できた部分は、Arxivにあげるので、見てくれ」だそうです。

匿名 さんのコメント...

2chより。

******
Lindenstrauss 力学系、エルゴート理論、確率論
Ngo 数論
Smirnov 統計力学、確率論
Villani 微分幾何学、大域解析学、確率論

前回に引き続き、確率論がバブル状態だね。
*******

もっとも、確率論を何かに応用しよう、という路線がバブルですな。正確には。aka氏もしばらく前にそのような情勢分析をしていましたが、またまたaka氏の目の確かさが証明されました。

SmirnovはあのSLEのあの人か?SLEって、2連続でフィールズ出すほどえらいか?いくら何でも。

匿名 さんのコメント...

よく見たら、テリーの論文がアナルズにのっとるやんけ。そんなによかったのだろうか。

http://annals.princeton.edu/annals/2010/171-1/p02.xhtml

最近。確率論の論文が結構頻繁にのるようになったみたいで、編集方針の変更でもあったのでしょうか。やはり、そういう時代か、、、、

なんと、Peter F. の論文までのってるよ。これまでのりますか。そうですか。
http://annals.princeton.edu/annals/2010/171-3/p15.xhtml

aka さんのコメント...

最近、iPadで閲覧していたので、
ブログ、放置状態でした。
レス、遅くてすいません。

>あのK東さんのサマースクールは行った(行く)のかい?
明日からです。朝、起きれるか、不安です。
>aka氏の一年先輩のM*N*氏は行きそうな雰囲気のテーマだな。
私はすっかり変わってしまいましたが、
彼は不動点のような気がしています。
学生時代と同じ体重かどうか、チェックするのが楽しみです。


>B_dRって誰よ?
Fontaineの周期環を表します。

aka さんのコメント...

>SmirnovはあのSLEのあの人か?SLEって、2連続でフィールズ出すほどえらいか?いくら何でも。

どうなんでしょうね。
問題解決型のほうが受賞理由が明確なんでしょうけど。
理論構築という点では、
Lurieとか、取ってもらいたかったですね。

>最初の件について
こちらの件は、まだ私の理解が追いついていません。
おいおいと。

>よく見たら、テリーの論文がアナルズにのっとるやんけ。そんなによかったのだろうか。
まだちゃんとみていないんで、コメントするのもなんなんですが、
いい論文だと思います。
ループ空間の代数的な話と解析的な話は、
今後の展開を楽しみにしています。

>なんと、Peter F. の論文までのってるよ。これまでのりますか。そうですか。
次のアナルズは、きっと匿名さんの番ですね。

匿名 さんのコメント...

サマースクールは行けません。理由はいえないけれど、今日はeの無理数性を示す講演をせねばならん、とだけ言っておこう。

アナルは私には無理、きちゃない。一部の物好きだけのもんです。