Springer resolution
- [C] Perverse sheaves and the topology of algebraic varieties
- [G] Geometric Methods in Representation Theory of Hecke Algebras and Quantum Groups
- [KW] Weil Conjectures, Perverse Sheaves and l’adic Fourier Transform
- [Y] Lectures on Springer theories and orbital integrals
pervers sheaves
[G]4. Perverse sheaves and the Decomposition Theorem
では、
- perverse sheavesの圏がアーベル圏で、simple objectがintersection complexesで記述でき、空間のstratificationsからなるposetの構造が圏の構造に反映すること(Th4.3,Th4.4)
- Perverse continuation propertyにより(Zariski)open subvarietiesの射がfunctorialにisoになること(Prop4.5)
- Decompositon theorem(Th4.6)
が述べられている。
これは、複素数体上に限らず、標数pの体上でも成立する。([KW]ChⅢ)
Weyl群の表現
[G]6. Representations of Weyl groups
では、体k(複素数体だが、very goodな標数pの体でも成立)上の連結半単純代数群のWeyl群の表現を幾何的に構成している。
[G]9 Proof of the geometric construction of
- はに作用し、とのhomology群は同型
- の下で
- Springer resolution はsemi-small([G]Prop9.1)
- の軌道は有限個(の軌道はでパラメータ付けされる)
- universal resolution はsmallで、generic etaleでGalois群は([G]Prop9.3)
ということから、にの正則表現が現れる。
Fourier変換を通して、Springer resolution上にW-actionが誘導される。
ここで、Fourier変換は、Deligne-Fourier変換([KW]ChⅢCor13.4)、Fourier-Sato変換([G]Prop8.3(4))、Radon変換のいずれも、直交補空間を直交補空間に移す。
疑問
- [BK] Microlocal sheaves and quiver varieties
- [BMO] Quantum cohomology of the Springer resolution
- [MS] Higher discriminants and the topology of algebraic maps
- [N] Springer theory via the Hitchin fibration
- [S] Canonical q-deformations in arithmetic geometry
[BK]では、Springer resolutionにおけるsubregular nilpotent elementの逆像として現れるDynkin fiberのnodesについて、Fourier変換で移り合う性質により圏を定義していた。このFourier変換で移り合う、という性質が、との対応から導出できないのか?
標数pにおけるsingular supportの定義から、Springer resolutionのsingular supportをG軌道を用いて記述すると、複素数体上のcell decompositionの結果と一致するか?(tamely ramifiedの場合なので一致しているはず)
discriminat locusを標数p特有の状況とするには、Artin-Schreier拡大による分岐の方法があるが、それ以外にはどういう方法があるのだろうか?
[MS]におけるdecompositionの議論を標数pで行うには、どの点が問題になるのだろうか?
affineHecke環のgeometricな構成には、余接バンドルのfiber方向へのスカラー倍が必要だった。
一方で、量子cohomologyにおけるqはエネルギーによるNovikov環の変数として、係数体に現れる。
[S]において、q-analogueが整数環上のHodge構造から現れるという予想がなされている。量子群やRingel代数が行える状況(odd-partがない状況)では、基礎体の標数がパラメータとして持ち上がっていて、結晶基底のパラメータとなっていた。
IUTTにおいては、Galois群を接バンドルとみなす、という考え方のようだから、Galois群の双対(?)的な余接バンドルのfiber方向への作用がqとして現れる、という理解ができれば望ましい。
p進Teichmuller理論ではqは、Serre-Tate canonical liftingにおける持ち上げの座標として現れていた。
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