Cartier descent
[Katz]では、
- 標数0の体上、において、一対一対応がある(Prop8.9)
- 、可積分接続
- 、horizontal elemetntsとidentical connection
- これは、Taylor展開による無限小平行移動を書き換えたもの
- 標数pの体上では、p冪の部分で相違が出てくる(Th5.1)
- 、p-curvatureが0の可積分接続
- 上のquasi-coherent sheaves
- p-curvatureはrestricted p-structureに関するobstruction
- p-curvatureはp-linear(Prop5.2)
- はの元として可換(5.2.1)
- は可換(5.2.2)
formal geometry
[BD]においては、以下の説明がある。
- Harish-Chandra pairに対するlocal quantization condition(1.2)
- Poisson代数とから定まる代数のgraded代数の同型
- symbolのなす代数の同型と思える
- differential operatorとしてのcompatibilityがglobal quantization condition(1.2.3(15))
- Harish-Chandra modulesの圏と左D加群の圏同値(1.2.4)
- (直線束による)twisted version(1.2.5)
- affine version(1.2.6,1.2.7)
- Beauville-Laszloの同型対応(Th2.3.4,Th2.3.5)
- -scheme(2.6)
- -algebraに対して-algebraを対応させるfunctor(2.6.2)
- algebraが可換な場合はhorizontal global sectionsのなす代数
- 可換な場合のadjoint functor(2.6.3)
- -jets of sectionsのなす代数
- schemesの対応の場合、ind-schemeとして定義される
- formal coordinate systems(Example2.6.5)
- global Hitch fibrationの定義(2.2.3)
- pはLagrangian fibrationでcomplete integrable systemをなす
- pの量子化が[BD]の目的
- local Hitchin fibrationの定義(2.4)
- (2.4.1)
- の量子化に対応するの定義(2.8.1)
- formal coordinate systemsを用いてcanonical connectionsを定義(2.8.2)
affine Springer fibers
[Yun] Lectures on Springer theories and orbital integrals
[Yun]では、affine Springer fubersとHitchin fibrationsの関係が述べられている。affine Grassmannianの定義(2.1.2)
- affine Grassmannian内のaffine Springer fibersの定義(2.2.1)
- paraholic version、Iwahori subgroupに対するaffine Springer fiberの定義(2.2.9)
- Springer’s W-actionのaffine版(Th2.6.2)
- affine Springer fiberのset theoretic version と軌道積分との関係(3.2.6,lem3.3.1)
- affine Springer fiberのglobal versionとしてのHitchin fibration(§4)
- 曲線上のベクトル束のmoduli stack(4.1.2)
- Higgs bundlesの定義とtwisted-Higgs bundlesのmodul stackの定義(4.1.7)
- derived global sectionを見ることによりHitchin moduli stackとベクトル束のmoduli stackのcotangent bundleとのopen stacksの対応(4.1.10)
- Hitchin fibrationの定義(4.2.1)
- spectral curve, Hitchin fibersのPicard stackとしての解釈(4.3.1)
- Hitchin fibersとaffine Springer fibersをつなぐProduct formula(Th4.4.2)
crystalline differential operators,Lie代数の中心
[BB]では、crystalline differential operatorsについて、以下のまとめがある。
- (kは標数pの代数閉体)において、Frobenius写像が関数環のp乗写像として定まる。ただし、Frobenius twist は、k-structureを修正することで定まる。(1.1.1)
- YをXのsubschemeとする時、Frobenius neighborhood が定まる。(1.1.2)
- がp-linear mapであることと、対応するがlinear mapであることは同値。(1.1.3)
- Xがsmoothの時、をthe sheaf of crystalline differential operatorsと呼ぶ(1.1.4) 基底を取って記述することが出来る。
- に対してからの写像はあるがinjectiveではない。
- には、Poincare-Birkhoff-Witt filtrationが入り、、となる。(lem1.2.1)
- (p-linearに付随するlinear mapとしてみた)p-curvature map の像はに含まれ、との同型に延長される。(lem1.3.2)
- に対して、のへのcentral restriction、を定義する。(1.4)
- Yとして、zero-sectionをとったはで定まり、のへの像に一致する。(1.4.2)
- はに一致する。(lem2,1,1)
- cotangent vectorに対するcentral reductionが定まり、matrix algebraとなる。(lem2.2.1)
- は上のAzumaya algebra(Th2.2.3)
- は上でをsplitting bundleとしてsplitする。(2.2.5)
operと量子化
- [BK] Fedosov quantization in positive characteristic
- [BCTZ] Quantization of Hitchin integrable system via positive characteristic
- [CFT] Fedosov connections on jet bundles and deformation quantization
Virasoro代数は無限次元で、共形場理論が無限自由度を持つことの基礎となっていた。
標数pでVirasoro代数の代替物を見ようとすると、modulo Frobeniusで有限自由度となる。
Higgs bundle
- 実解析的な対応
- 標数pで実解析的に対応するのは、Frobenius写像
標数pでのNon abelian Hodge theory
- [CZ] Non-abelian Hodge theory for algebraic curves in characteristic p
- [LSZ] Nonabelian Hodge theory in positive characterstic via exponential twisting
- [OV] Nonabelian Hodge Theory in Characteristic p
- [Xu] Lifting the Cartier transform of Ogus-Vologodsky modulo
p進でのSimpson対応
[LZ] Rigidity and a Riemann-Hilbert correspondence for p-adic local systems
のBeauville-Laszlo型の解釈
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9 件のコメント:
可積分系が専門のあなたに。
あの男がついに日本再上陸だ!
http://www.math.sci.osaka-u.ac.jp/eng/
2017/10/10(Tue) Seminar on Probability
16:30--18:00 Department of mathematics, Seminar room (E404)
Roland Friedrich(University of Saarbruecken)
Controlled Loewner-Kufarev Equations as Flows in the Sato-Segal-Wilson Grassmannian
https://arxiv.org/abs/1709.02973
(Co)monads in Free Probability Theory
Roland M. Friedrich
最新の論文はもういっちゃっていて、よくわからない世界に突入してるな、、、、
返答遅くなってすいません。
先週から奈良3泊、大阪2泊、京都3泊の観光旅行に行ってきて帰ってきたばかりなので、
また後で。
いやいや、楽しそうでいいですね。返答なんて、いつでもいいですよ。
それより、こんな本が出ましたよ。これを書評するのにもっとも適した人はたぶんあなたです。
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7574.html
自由確率論、
作用素環の自由積と自由確率論
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sugaku1947/51/4/51_4_377/_pdf
の、
加法的自由畳み込み、乗法 的 自由畳 み込み
の概念は、
常微分方程式のモノドロミーに関する、rigid local systemにおける、
additive convolutionとmultiplicative convolutionに似ていますね。
なので、複素射影直線上の実軸におけるスペクトルで特別なものが、
非可換確率空間で特別なものに対応し、
畳み込みの概念が対応する、というかたちで定式化出来るとうれしいですね。
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7574.html
私には、群とか環なんて難しいものをどうこう言うことはできないです。
先生は大変ですね。
超激辛の書評を期待してましたが、残念です。
>常微分方程式のモノドロミーに関する、rigid local systemにおける、
>additive convolutionとmultiplicative convolutionに似ていますね。
それはどんなもんですか?
ごく簡単そうなページへのリンクでも。
R.F.氏はどんどんいっちゃって、こんなホラっぽいのまでやってるんですが、
オペラッドってなんでしょう? ドイツ人だけに「魔笛」とか「指輪」ってことでしょうか。
https://arxiv.org/abs/1604.08547
激辛ということであれば。
似たり寄ったりの本ばっかり出すのは、授業を取った生徒からの印税稼ぎなんでしょうか。
rigid local systemについては、
https://aka0.blogspot.jp/2017/03/2017-rigid-local-system.html
operadは定義を気にする必要はないですよ。
http://www.ams.org/notices/200406/what-is.pdf
R.Fの論文では、Witt ring構造とadditive/multiplicative convolutionを絡めて無限分解分布を取り扱う、というところが新しいようですね。
THX
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