内容
- 相対論的量子電磁力学の数位
ディラック作用素、ディラック方程式の局所ゲージ不変性の説明、
クーロンゲージ、ローレンツゲージのもとでの正準量子化の説明、
自由場の場合の量子場の構成の説明、 がされていた。 相互作用を含むモデルを構成するのは難しい、ということ。
クーロンゲージ、ローレンツゲージのもとでの正準量子化の説明、
自由場の場合の量子場の構成の説明、 がされていた。 相互作用を含むモデルを構成するのは難しい、ということ。
- 共形場理論と作用素環
代数的量子場の理論の一つとして、共形場理論を作用素環の観点から、
局所共形ネットと言う形で構成している。
局所共形ネットがLie群の類似、頂点作用素代数が対応するLie環の類似、
という説明があった。
局所共形ネットと言う形で構成している。
局所共形ネットがLie群の類似、頂点作用素代数が対応するLie環の類似、
という説明があった。
頂点作用素代数を、より代数的に、複素数体上の1変数冪級数体上で構成する、
頂点代数(Vertex algebra)があるが、
頂点代数からchiral algebraおよびそれと同等なfactorization algebraが構成できる。
(しかし、頂点代数が局所的なものであるのに対して、factorization algebraは大域的なものなので、
必ずしも任意のfactorization algebraから頂点代数が構成できるわけではない。)
factorization algebraは、factorization spaceから線形化の操作、
すなわち特別な切断を与えて、そこからのズレを測ることで構成される。
頂点代数(Vertex algebra)があるが、
頂点代数からchiral algebraおよびそれと同等なfactorization algebraが構成できる。
(しかし、頂点代数が局所的なものであるのに対して、factorization algebraは大域的なものなので、
必ずしも任意のfactorization algebraから頂点代数が構成できるわけではない。)
factorization algebraは、factorization spaceから線形化の操作、
すなわち特別な切断を与えて、そこからのズレを測ることで構成される。
したがって、局所共形ネットはfactorization spaceの類似、と思えるのだろう。
factorization spaceの構成は、Beilinson-Drinfeld Grassmannianを構成する、という自然で幾何的な話なので、
von-Neumann環の方ではどのように構成されるのか見てみたい。
factorization spaceの構成は、Beilinson-Drinfeld Grassmannianを構成する、という自然で幾何的な話なので、
von-Neumann環の方ではどのように構成されるのか見てみたい。
さらに、円周上の区間の集まりというと、区間の短点を分岐点として2重被覆させることで、
実超楕円曲線を対応させることができる。
(あるいは、Fuchs群を対応させることができる。)
Segal-Wilsonの方法でHilbert空間内のLagrangian部分多様体が対応するが、
これから局所共形ネットと関係が付くのだろうか?
実超楕円曲線を対応させることができる。
(あるいは、Fuchs群を対応させることができる。)
Segal-Wilsonの方法でHilbert空間内のLagrangian部分多様体が対応するが、
これから局所共形ネットと関係が付くのだろうか?
- 構成的場の理論
公理論的場の理論の基本的な概念、
構成的場の理論で何を構成しなくてはならないか、
格子正則化、くりこみ
の話。 こういった話で気になるのは、
理論として用意される全体の中で、くりこみによって到達されるのはどの範囲なのか?
というものだが、 それについては、 Renormalization and effective field theory を参考にしてみることとする。
構成的場の理論で何を構成しなくてはならないか、
格子正則化、くりこみ
の話。 こういった話で気になるのは、
理論として用意される全体の中で、くりこみによって到達されるのはどの範囲なのか?
というものだが、 それについては、 Renormalization and effective field theory を参考にしてみることとする。
講義の中で、
1. 現在は停滞している
2. 結局、現状では、trivialなものしか出てこない
3. くりこみの計算はとっても大変
1. 現在は停滞している
2. 結局、現状では、trivialなものしか出てこない
3. くりこみの計算はとっても大変
といった点が説明されていた。
- 非相対論的量子場とGibbs測度
Nelson模型、スピンボゾン模型、Pauli-Fierz模型、
といった、自由場と粒子の相互作用のある模型で、
Hamiltonianのスペクトル解析を確率解析を用いて行う、という話。
自由場はガウス過程のようなものなので、相互作用をこめて、
Feynmann-Kac型の汎関数積分表示を行って、ペアポテンシャルの評価をうまく行うことにより、
基底状態の存在/非存在、固有ベクトルの空間減衰性、荷電分布がδ 関数に近づくときのくりこみ、
について議論をしていた。
といった、自由場と粒子の相互作用のある模型で、
Hamiltonianのスペクトル解析を確率解析を用いて行う、という話。
自由場はガウス過程のようなものなので、相互作用をこめて、
Feynmann-Kac型の汎関数積分表示を行って、ペアポテンシャルの評価をうまく行うことにより、
基底状態の存在/非存在、固有ベクトルの空間減衰性、荷電分布が
について議論をしていた。
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