関数と値
ある空間上の関数に対して、その空間上の点における関数の値を対応させるには、
- δ関数との叩きこみ(複素数体上ではCauchyの積分公式)
- (環論的に)空間を局所化して、極大イデアルによる剰余を取る
という方法がありうる。
これらは基本的には環構造により定まるもの。
こうした空間に対する操作を圏論的に扱おうとすると、
どういった方法があるのだろうか?
- δ関数との叩きこみ(複素数体上ではCauchyの積分公式)
- (環論的に)空間を局所化して、極大イデアルによる剰余を取る
という方法がありうる。
これらは基本的には環構造により定まるもの。
こうした空間に対する操作を圏論的に扱おうとすると、
どういった方法があるのだろうか?
Anabelian geometryの考え方は、
空間に関する情報を全て数論的基本群の中に見出す、
というものであったから、
関数は何らかの位相群から定まるものであって欲しい。
空間に関する情報を全て数論的基本群の中に見出す、
というものであったから、
関数は何らかの位相群から定まるものであって欲しい。
Kummer理論
初等的なGalois拡大の理論の中で、
具体的に拡大体を構成する方法として、Kummer拡大がある。
これは、HIlbertの定理90により、
体の乗法群の1次のGalois cohomologyが消滅するので、
cyclotomyとAbel拡大を結びつけるもの。
特に体として、Anabelian geometricな空間の有理関数体を取ると、
空間の数論的基本群と群cohomologyと、
Kummer拡大に対応するcohomology classを対応付けることが出来る。
具体的に拡大体を構成する方法として、Kummer拡大がある。
これは、HIlbertの定理90により、
体の乗法群の1次のGalois cohomologyが消滅するので、
cyclotomyとAbel拡大を結びつけるもの。
特に体として、Anabelian geometricな空間の有理関数体を取ると、
空間の数論的基本群と群cohomologyと、
Kummer拡大に対応するcohomology classを対応付けることが出来る。
Etale theta class
[EtTh]§1では、1点穴あき楕円曲線の場合に、
具体的に theta functionに対応するcohomology class、
etale theta classを構成している。(Prop1.3)
さらに、関数体の有限次拡大Lに対して、
対応するtheta functionのL値点での値の同値類と
etale theta classが一致することを示している。(Prop1.4)
具体的に theta functionに対応するcohomology class、
etale theta classを構成している。(Prop1.3)
さらに、関数体の有限次拡大Lに対して、
対応するtheta functionのL値点での値の同値類と
etale theta classが一致することを示している。(Prop1.4)
Mono-theta environment
[EtTh]§2では、Def2.13で(model)mono-theta environemntが定義されている。
これは、tempered fundamental groupと同型な位相群からfunctroialに導出され、
逆にmono-theta environmentからtempered fundamental groupが導出される。(Cor2.18)
これは、tempered fundamental groupと同型な位相群からfunctroialに導出され、
逆にmono-theta environmentからtempered fundamental groupが導出される。(Cor2.18)
Frobenioid
Mono-theta environmentはある種のFrobenioidという圏の性質を満たす。
これによって、etale pictureとFrobenius pictureをtheta functionを通して、
関係づけることが出来る。
これによって、etale pictureとFrobenius pictureをtheta functionを通して、
関係づけることが出来る。
Θ -link
[IUTchI]Example3.2で、
theta functionとその値()元の楕円曲線のq-paramterに関係する値を用いて、
theta functionとその値()元の楕円曲線のq-paramterに関係する値を用いて、
- Frobenioidのcharacteristic splitting
- splitした片方をtheta functionとその値の対応で対応付ける
- Frobenioidを戻す
という操作を行い、Frobenioidのnatural equivalenceを与えている。
rigidity
上記の対応を行う際に、色々な時点で色々な不定性が生じる可能性がある。
- etale theta functionの持つrigidityにより悪い不定性は起きないことを確かめる
-Θ -linkのdomain/codomainに不定性を吸収する操作を入れる
という2つのことを行い、
Θ -linkがwell-definedであることが示される。
- etale theta functionの持つrigidityにより悪い不定性は起きないことを確かめる
-
という2つのことを行い、
文献
- 論説 代数曲線の基本群に関するGrothendieck予想
- Overview Panoramic Overview of Inter-universal Teichmuller Theory
- LocField A Version of the Grothendieck Conjecture for p-adic Local Fields
- AbsTopI Topics in Absolute Anabelian Geometry I
- AbsTopIITopics in Absolute Anabelian Geometry II
- AbsTopIII Topics in Absolute Anabelian Geometry III
- FrbI The Geometry of Frobenioids I
- FrbII The Geometry of Frobenioids II
- EtTh The Etale Theta Function and its Frobenioid-theoretic Manifestations
- pGC The Local Pro-p Anabelian Geometry of Curves
- IUTchI Inter-universal Teichmuller Theory I
- IUTchII Inter-universal Teichmuller Theory II
- IUTchIII Inter-universal Teichmuller Theory III
- Ogus Lectures on Logarithmic Algebraic Geometry
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