2018年4月6日金曜日

2018 Fourier変換の対応

conify

Riemann-Hilbert対応

  • [AK] Riemann-Hilbert correspondence for holonomic D-modules
    不確定特異点を含めた場合のRiemann-Hilbert対応。
    Tamarkin categoryをBordered spacesとして定義し直して、enhanced ind-sheavesの圏を定義し、それを行き先として対応を付けている。

enhanced Fourier-Sato変換とFourier-Laplace変換

[KS]では、Fourier-Laplace変換をde-Rham関手で移すとenhanced Fourier-Sato変換に対応することが示されている(Th1.4)。

quiver

複素一次元affine lineの場合に、quiverの言葉でFourier-Laplace変換の行き先を記述している。
(microlocalには)クラスター代数が現れるが、この論文では言及されていない。

標数pの場合

標数pのl進層の場合、Fourier-Laplace変換に対応するのはFourier-Deligne変換、enhanced Fourier-Sato変換に対応するのはRadon変換。
l進層は暴分岐を込めてsingular support, characteristic cycleが定義される。しかし、複素数の場合と異なり、enhaned ind sheavesの言葉は必要としていない。
[B]では、複素数のvanishing cycleを用いたsingular supportの特徴づけ(Sheaves on manifolds Prop8.6.4)を逆手に取って、weakly microsupportの概念を定義し、 Radon変換によるramification divisorとしてsingular supportの存在を示している。

標数pのCFT

疑問

[W]の議論を、Airy関数によるtopological recurtionを用いた組み合わせの議論として捉えることが出来ないか?

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6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

http://www.ems-ph.org/books/book.php?proj_nr=227

ついに出たぞ!!
書評プリーズ。

aka さんのコメント...

https://arxiv.org/abs/1308.4734
ですよね。

私としては、
TemkinのRelative Zariski-Riemann空間、
Huberのadit space、
の関係、
general base上のvanishing cyclesの理論、特にoriented productとの関係、
といった部分が理解できる論文を探しているのですが、
多分そういうことは書いてないでしょうね。

匿名 さんのコメント...

http://www.nicovideo.jp/watch/1514660241

これ知ってました??

aka さんのコメント...

知ってはいましたが順序が逆ですよね。
解説記事で、ちゃんとIUTを解説しているものはまだないですよね。
Hodge theaterの構築のあと、どういうふうに理論が進んでいくのか、
方向がはっきりして、ABC予想の証明が受け入れられたあとに、
啓蒙活動が意味を持ってくると思います。

匿名 さんのコメント...

あいかわらず、きびすぃ。
実は私はまだ見てないので、これから見ます。

aka さんのコメント...

もちろん私も見ていません。