内容
トポロジカル相の物理
固体中の電子の運動について基本的な、
- Blochの定理
- Brillouinゾーン
について説明があった後、
Avron-Seiler-Simonのトポロジカル数としてTKNN数以外には存在しない、
という結果についての物理サイドからの考察が紹介された。
超伝導体においては、BdG(Bogoliubov-de Gennes)ハミルトニアンを用いて、
対称性が増えた結果として、TKNN数以外のトポロジカル数が存在することが、
Avron-Seiler-Simonのトポロジカル数としてTKNN数以外には存在しない、
という結果についての物理サイドからの考察が紹介された。
超伝導体においては、BdG(Bogoliubov-de Gennes)ハミルトニアンを用いて、
対称性が増えた結果として、TKNN数以外のトポロジカル数が存在することが、
- スピンレス超伝導体
- スピン3重項超伝導体
を用いて説明された。
対応する物理現象として、バルク-境界対応がある。
トポロジカル相からK理論へ
Twisted equivariant matter
の内容の紹介。
同変K理論、捻れK理論について、説明がされた後、
捻れ同変K理論を導入して、
トポロジカル相の分類を数学サイドから説明しようとしている。
ただし、実際の結晶の対称性の仮定と、導入したK理論とのつながりは、
時間の関係で全く説明がなかった。
元論文のCor10.25.,Cor10.28.の表と、K群の背景的な説明があると嬉しかった。
の内容の紹介。
同変K理論、捻れK理論について、説明がされた後、
捻れ同変K理論を導入して、
トポロジカル相の分類を数学サイドから説明しようとしている。
ただし、実際の結晶の対称性の仮定と、導入したK理論とのつながりは、
時間の関係で全く説明がなかった。
元論文のCor10.25.,Cor10.28.の表と、K群の背景的な説明があると嬉しかった。
個人的には、同変K群は、Affine Hecke環の表現を幾何学的に構成するのに用いられるので、
捻れ同変K群が幾何学的に表現を構成するのにどう用いられるのか気になる。
(特に、上記の結晶の対称性が、Springer filberのような状況になる場合はどうだろうか?)
これについては、
The Verlinde algebra is twisted equivariant K-theory
に、Verlinde代数との対応が説明されていた。
3次元の位相的場の理論、Double Affine Hecke環と何かつながりは付くのだろうか?
捻れ同変K群が幾何学的に表現を構成するのにどう用いられるのか気になる。
(特に、上記の結晶の対称性が、Springer filberのような状況になる場合はどうだろうか?)
これについては、
The Verlinde algebra is twisted equivariant K-theory
に、Verlinde代数との対応が説明されていた。
3次元の位相的場の理論、Double Affine Hecke環と何かつながりは付くのだろうか?
1次元量子系は、スペクトルの2重被覆をリーマン面のcycleとみなしたい。
スペクトル保存変形の場合は、リーマン面が変わらず、
そうでない場合は、リーマン面が変形する。
良い場合には、佐藤Grassmann多様体に写像ができるだろうが、
上記のLoop群を用いた捻れ同変K群の記述は、
佐藤Grassmann多様体の記述に落とせるのだろうか?
スペクトル保存変形の場合は、リーマン面が変わらず、
そうでない場合は、リーマン面が変形する。
良い場合には、佐藤Grassmann多様体に写像ができるだろうが、
上記のLoop群を用いた捻れ同変K群の記述は、
佐藤Grassmann多様体の記述に落とせるのだろうか?
量子ホール効果の数学的研究の現状
- ホール伝導度の関数解析的な導出
- relative indexを用いた量子化の説明
- バルクコンダクタンスとエッジコンダクタンスの差異の記述
- トポロジカル絶縁体の説明
がなされた。
個人的には関数解析はどうしても馴染めない。
多様な粒子系におけるトポロジカル相
- ベリー曲率
- ホール伝導率
- チャーン数とバルクエッジ対応
といった今回の話題の基本的な部分の物理サイドからの説明。
後半は聞き逃した。
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