2016年6月15日水曜日

Springer resolution

 Springer resolution

pervers sheaves

[G]4. Perverse sheaves and the Decomposition Theorem
では、

  • perverse sheavesの圏がアーベル圏で、simple objectがintersection complexesで記述でき、空間のstratificationsからなるposetの構造が圏の構造に反映すること(Th4.3,Th4.4)
  • Perverse continuation propertyにより(Zariski)open subvarietiesの射がfunctorialにisoになること(Prop4.5)
  • Decompositon theorem(Th4.6)

が述べられている。
これは、複素数体上に限らず、標数pの体上でも成立する。([KW]ChⅢ)

Weyl群の表現

[G]6. Representations of Weyl groups
では、体k(複素数体だが、very goodな標数pの体でも成立)上の連結半単純代数群のWeyl群の表現を幾何的に構成している。

[G]9 Proof of the geometric construction of

  • に作用し、のhomology群は同型
  • の下で
  • Springer resolution はsemi-small([G]Prop9.1)
  • 軌道は有限個(軌道はでパラメータ付けされる)
  • universal resolution はsmallで、generic etaleでGalois群は([G]Prop9.3)

ということから、の正則表現が現れる。
Fourier変換を通して、Springer resolution上にW-actionが誘導される。

ここで、Fourier変換は、Deligne-Fourier変換([KW]ChⅢCor13.4)、Fourier-Sato変換([G]Prop8.3(4))、Radon変換のいずれも、直交補空間を直交補空間に移す。

疑問

[BK]では、Springer resolutionにおけるsubregular nilpotent elementの逆像として現れるDynkin fiberのnodesについて、Fourier変換で移り合う性質により圏を定義していた。このFourier変換で移り合う、という性質が、の対応から導出できないのか?

標数pにおけるsingular supportの定義から、Springer resolutionのsingular supportをG軌道を用いて記述すると、複素数体上のcell decompositionの結果と一致するか?(tamely ramifiedの場合なので一致しているはず)

discriminat locusを標数p特有の状況とするには、Artin-Schreier拡大による分岐の方法があるが、それ以外にはどういう方法があるのだろうか?
[MS]におけるdecompositionの議論を標数pで行うには、どの点が問題になるのだろうか?

affineHecke環のgeometricな構成には、余接バンドルのfiber方向へのスカラー倍が必要だった。
一方で、量子cohomologyにおけるqはエネルギーによるNovikov環の変数として、係数体に現れる。
[S]において、q-analogueが整数環上のHodge構造から現れるという予想がなされている。量子群やRingel代数が行える状況(odd-partがない状況)では、基礎体の標数がパラメータとして持ち上がっていて、結晶基底のパラメータとなっていた。
IUTTにおいては、Galois群を接バンドルとみなす、という考え方のようだから、Galois群の双対(?)的な余接バンドルのfiber方向への作用がqとして現れる、という理解ができれば望ましい。
p進Teichmuller理論ではqは、Serre-Tate canonical liftingにおける持ち上げの座標として現れていた。

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2016年6月2日木曜日

深谷圏の基礎のお勉強

基礎

Floer cohomologyが定義されるための3要素([Auroux]1)

  • transversality
    そのためにHamiltonian perturbationを行う(場合もある)
  • compactness
  • orientability

gradingが定義されるために([Auroux]1)

  • Maslov index

積([Auroux]2)

  • Floer product
  • higher product
  • Fukaya category

([Auroux]3)

  • exact triangle
  • twisted complex
  • Dehn twists([Auroux]3.3.1)

microlocal geometry

[KS90](Sheaves on manifolds)のmicrolocal HomではSerre dualityが成り立つ。
[BK]では、curveのnodeをnormalizeして2点に分離した時の層に対して、
Fourier-Sato変換を用いて対応が付く場合を見ている。
nearby-cycle, vanishing-cycleの言葉で書き直すと、nodal curve上のmicrolocal sheavesの圏の組み合わせ的な構成が記述でき、2-Calabi-Yau propertyがmicrolocal Homの性質から導かれる。([BK]Th1.9)

wrapped Fukaya category

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2016年5月17日火曜日

vanishing topos

microlocal sheaf

実解析的な状況では、開基として円盤や、円盤とconeの交わりを取ることが出来る。
そのため、層に対して、
singular supportを直接、点の集合として定義することが出来る。
層に対して、singular supportが定義されると、
写像が層に対してnon-characteristicであるかどうか、という点が議論の対象になる。
[KS90]では、
先にsingular supportを定義し、cut-offによる評価、
順像、逆像に対する変化の評価、を行い、
subanalytic stratificationにおけるconstructible sheaf、
複素解析的な場合のconstructible sheafの定義をしている。
そして、[KS90]のchⅧ Prop8.6.4.では、複素解析的な場合には、
singular supportをvanishing cycle functorを用いて記述できることが示されている。

singular support

scheme上のetale層に対するsingular supportを定義しようとすると、
実解析的な状況と異なり、開基が少なすぎて各点での条件で定義することは難しい(ように思われる)。
そこで、写像に対する層のlocal acyclicityの条件を満たすconic setの中で、
極小のもの、という形で定義をすることとなる。
存在自体は証明が必要になる。
([Saitoh1] Th2,6, ThA, ThB)
[Beilinson]における存在証明の流れは、以下の通り。

  • test pairの概念
  • C-transversalityの概念([KS90]におけるnon-charactericity)
  • local acyclicityの概念、-acyclicityの概念
  • micro supportedの概念
  • 円盤に対するvanishing cycleの特徴付けに対応するweakly microsupportedの概念、coneの交わりとの整合性
  • weak singular supportの存在
  • smooth map、open embeddingに対するsingular supportの振る舞い
  • 射影空間の部分多様体の場合に帰着
  • 射影空間におけるRadon変換の概念
  • 層のRadon変換とmicro-supported coneの双対との対応([Beilinson]lem3.3)
  • 層のRadon変換(Legendre変換)がlocally constantになる最大のopen partの補集合をとると、それはdivisorとなり、irreducible compornentの次元が上から評価できる([Beilinson]Th3.2、Th1.2、Th1.6)
  • constructible sheafの議論を、irreducible perverse sheafの場合に絞る
  • weak singular supportとsingular supportは一致([Beilinson]4.7)
  • singular supportの次元は空間の次元と等しい([Beilinson]4.0 )

疑問としては、[Beilinson]の定義によるsingular supportを、
複素多様体の(よいstratificationに対する)constructible etale層に適用した場合にconical setとして、[KS90]の定義と同一のsetとなるか?
というものがある。(すくなくとも、[Beilinson]中では示されていない。)これはvanishing cycle functorを用いてcheckするべきことのように思われる。
([KS90]の定義における関数が、vanishing cycleの特徴付けに置き換わっているので、local acyclicityとvanishing cycleがないことの対応から、ほぼ示されているようには思う)

vanishing topos

symplectic幾何におけるvanishing cycleは底空間が実2次元で、
sectionがpseudo-holomorphic curveとなる点が重要だった。
一般次元の底空間において、vanishing cycleの議論をしようとすると、
toposを拡張する必要が出てくる。

characteristic cycle

characterisitic cyleのcategorificationがFukaya category、という考え方からすれば、
任意の体上でmicrolocalizationにより、Fukaya categoryが定義されて然るべき、と思われる。

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2016年4月5日火曜日

twistorとFF curve

Hamiltonian’s ghost

複素数体上でのFrobenius作用素が複素共役、
という観点で、HyperKähler性のarithmetic versionがないか、
というのは、素朴な疑問。
Hermite形式が-moduleと対応する。
Hamiltonの4元体は、実数体上の非自明な中心多元環で、
と実数上のベクトル空間で同型、
そのため、4次元実空間上のanti-self dual Yang-Mills equationの解の特殊化
として、HyperKähler空間の例が出てくる。
[Hitchin]では、”Hamilton’s ghost may yet rest content.”
と記述されている。

p進体上では、各次元ごとに各々存在する。
従って、それらの中心多元環を集めてひねることが必要になる。
Hamilton’s ghostは果たして数論に対して心安らかなのだろうか?

twistor

複素共役によって射影直線を分割する、という手法は、
一つはQuasi conformal mapを用いて上半平面を2つ貼り合わせる、
という場合に、
もう一つはHodge構造の拡張としての底空間という場合に、
現れる。
後者は、non abelian Hodge theoryの拡張として、
一般論が建設されている。

p-adic twistor

射影直線に相当する幾何学的対象として、
Fontaine-Fargues曲線がある、
というのが、[Fargues2]5. Archimedean/p-adic twistorsにおける指摘。

疑問としては、

  • 標数pの局所体上、Hodge-Pink構造に対するFF曲線について、同様にtwistor構造を定めることが出来るか?とくにtiltingと両立するか?
  • [Fargues2]4.3. Vice Versaの部分は、標数pの局所体で成り立つか?
    さらに、
  • Hodge theaterにおける、楕円曲線とその±1で割ったorbifoldの役割をtwistorの底空間として理解できないか?(無論、FF-curveと射影直線で違いがあるので、素朴には成り立たない。)

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2016年4月4日月曜日

geometric satake

モノドロミー保存変形

可解格子模型は、極限が、共形場理論となり、
相関関数はKZ方程式を満たす関数となる。
の4点に分岐を持つ微分方程式のモノドロミー保存変形として、パンルヴェ方程式が現れる。
合流に応じて、対応するQuiverの対称性から、パラメータに依存して超越解と代数解かが定まる。
この背後にあるのは、元のリーマン面の基本群の表現のmoduliにシンプレクティック構造が入り、いわば位相的な構造を持っているが、
それがQuiverという組み合わせ的構造により抽出される、ということ。
不確定特異点まで込めて、基本群の表現のmoduliを構成して、その組み合わせ的構造からくる対称性を記述する、ということが、Frobenius多様体と合わせての問題意識となっている(ようだ)。

geometric satake

標語的には、モノドロミー保存変形の量子化が共形場理論、
ということになるが、実際に量子化を行うのに、
複素数体上では、Beilinson-DrinfeldによるD-加群を用いた量子化、
があった。
標数pにおいては、p-curvatureを用いることで、
量子化が、記述できる(ようだ)。

標数pにおいて、モノドロミー保存変形に対応する、Galois表現保存変形、というのは存在するのだろうか?
ここで、可解格子模型に対応するGalois表現というものが出てきて、
極限がperfectoidを用いて表せたりすると、複素数体上との対応がわかりやすくなる。

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2016年3月29日火曜日

Carlitz exponential

Artin-Hasse Exponential

Carlitz Exponential

  •  8. The Carlitz Exponentialに、標数pにおける指数関数について、記載がある。
     複素数体上では、双曲線関数あるいは三角関数は、その周期性から無限積展開を持つ。
     同様のことを標数pの体上で構成しようとすると、2πi$2 \pi i$ に相当する周期となる(超越)数、が必要になる。
     これは、(8.3)で定義される。
     指数写像については、Def8.1でTaylor展開の形で定義され、
     Th8.3で無限積展開を持つことが示されている。
     また、指数関数の逆関数としての対数関数も定義される。
     
     指数関数および対数関数の係数の付値は、divided powerの定義可能性において重要な意味を持っていた。
     Carlitz exponentialにおいても、その係数の評価を行うことが、
     Th8.10にある。

divided power

divided power structureは、special fiberと整構造を結びつけるために、
無限小近傍で積分を行うことを可能にするための構造である。
  • divided power ring([dga] Def3.1)
  • divided power polynomial algebra([dga]5)
  • universal divided power algebra([dga]lem5.3)
実際にdivided power ring$(A,I,\gamma)$が与えられた時に、 環の射$A\rightarrow B$、BのイデアルJ、$IB\subset J$と整合するdivided power algebraでuniversalなものをdivided power envelope$D_{B,\gamma}(J)$と呼ぶ。([crys]Def2.2)

torsions

divided power envelopeにおいては、torsionが現れることがある。
これは、[BO83]Appendix A or [crys]Ex22.1のように、かなり自然な設定で現れる。
(τ=γp(X2)γp(Y2)γp(XY)2$\tau = \gamma_{p}(X^2)\gamma_{p}(Y^2) - \gamma_{p}(XY)^2$の形は、形式的には分散行列に似ている。特異部分多様体のtorsionに対して、モーメント的な解釈が付けられると面白そうだが。。。)

標数pにおけるdivided power

標数pにおけるdivided powerとして、
  • Grothendieck - Bertelot divided power
  • Honda-Hopkins divided power
の2種類が導入されている。
5.4 Comparaison avec la construction de Messing
でexp,logを定義している。
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2016年3月8日火曜日

local shtukas

疑問

標数pの局所体と標数0の局所体上で、 
tiltingにより話が平行して進むのはどこまでなのだろうか? 
shtuka with no paw, one pawについて、 
Hodge構造の情報はtiltingにより移行できるのだろうか?
[SW]では、p-divisible groupの性質について、 
divided powers、Artin-Hasse exponentialの性質を用いている。 
(ただし、finite locally free group schemeの議論は主ではなくなっているらしい。) 
perfectoidに関する部分で特徴的なことは、 
2次元のringをadicに見ることによって、 
Robba ringやperiod ringを自然に導入することが出来る、 
という点。
[W]において、等標数の場合もuniversal coverに対応するformal vector spaceが定義されている。

標数pの体上のfinite locally free group scheme

[GH]10. A·divided powers、 
[GL]5.1において、等標数の場合のdivided powersが定義されている。
混標数においては、pが0もしくはnilpotentであることを救済するために、 
exponentialの各項xnn|がdivided powerに対応していたが、 
等標数においては、ζが0もしくはnilpotentであることを救済するために xqnζnがdivided powerに対応する。([ARGOS12]Def9)
等標数においては、有限体の位数がp冪の場合もあるため、Fqの作用について、 
Strict-Fq-moduleの概念が必要になる。これは、cotangent complexを用いて特徴づけられる。([ARGOS12]1.2)
標数pにおいては、additive groupはp倍すると0になる。 
従って、FV=VF=pの式において、V=0となる場合に注目する必要がある。 
これは、[ARGOS12]Th3にあるように、比較的容易に特徴づけが出来る。

naive cotangent complex

[Messing]においては、
  • 標数p上(p=0)での議論
  • pがnilpotentな環上での議論
を行っている。 
[HS]においては、
  • ζ=0のbase上での議論
  • ζがnilpotentなbase上での議論
を行っている。 
0からnilpotentに持ち上げる際のliftingを見るために、 
cotangent complexの概念が必要になる。

local Shtukas

[K]のPartIにおいて、Kisinの結果との関係が詳細に記述されている。
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