観光協会でもらった地図を頼りに、自転車で近所をうろついてみた。
道はなだらかな斜面になっていて、平らなところは殆どなかった。
学生時代以来の自転車で、
登り坂は脚力がないので降りて引きずっていき、
下り坂は、坂が急だとスピードが出るのが怖いのでやはり降りて引きずっていった。
体力について問われた理由が納得できた。
民宿から海沿いにくだると、
垂土港という主に漁業関係者が利用する港があった。
この港の内側に家族連れの海水浴客が少数いて、
浮き輪やらボートやら思い思いに水面に揺れて、
シュノーケルをつけて底を探る人も居た。
垂土港から底土港のほうにむかって大きな道が広がっていて、
坂も急ではなく、
殆ど自動車の来ない整備された道を自転車で一人進んでいくのは爽快だった。
途中、抜け船のあと、という古い船が転がっている箇所があった。
これについては後日歴史資料館で確認をしようと心に留め、
さらに先へ行くと、右側に不穏な建物がそびえていた。
西洋風の建築にどこか派手な中国色が混じった
オリエンタルリゾート、という看板が半ばはげ欠けていて、
雑草が入り口に生い茂っていた。
およそ開店しているとは思えなかったのだが、
http://y.gnavi.co.jp/106222/
をみると、つぶれてはいないようだった。
近所のB&Bという誰もいないように見えるレストランに入って、
様子を伺ってみた。
ビアホールを兼ねているのかちょうちんの飾り付けがあり、
テーブルと椅子が10卓ほど庭にでていた。
その先に、何故かヤギが繋がれていて、黙々と草を食んでいた。
店には客は私以外は居らず、
店長が奥に、カウンターに女性店員が一人。
パッションフルーツジュースを頼んで、女性店員に八丈島のお勧めスポットを聞いてみた。
聞けば、女性店員は千葉の人で夏だけアルバイトに来ているらしい。
一年前に八丈島に来て、気に入ってしまい、今年は趣味と実益を兼ねてのアルバイトだそうだ。
一年前の宿泊地は先ほどのオリエンタルリゾートだったそうで、
そこは香港系の経営者が自分の好きなようにデコレーションをしていて、
内部の装飾はそれはそれはものすごかったそうだ。
8/21にライブがある、とのことでチケットを買って店を出た。
底土港のほうから下って、民宿に戻った。
シャワーを浴びて、食事の時間。
私のほかに宿泊客は、家族4人が一組、家族5人が一組、カップルが一組。
民宿なので、食堂で顔をつき合わせての食事。
宿泊客の中に釣り人がいて釣果がよかったらしく、お刺身とお吸い物が豪華だった。
早めの就寝。
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